気になった特許の話題 -Patent Topics Explorer-

気になった特許等の知的財産の話題やニュースをピックアップしていくブログです! This blog is picking up intriguing IP topics including patents, trade secrets etc. !

 

 

論文・特許マップで見る量子技術の国際動向

論文・特許マップで見る量子技術の国際動向の報告書が、JST研究開発センターから公開されています。 今後のイノベーションとして、バイオ、AI、量子といわれるように今後のイノベーション推進役として期待されています。 なかなか実用化にはハードルがある技…

欧州: EU司法裁判所が「特許の有効性が一審で確認されていない状態で仮差し止めは認められないという判断は排除されるべき」と判断

EU司法裁判所が、特許に関連して新しい判断を示しました。 今回の事件ですが、ドイツのミュンヘン地方裁判所からの「特許がまだ第一審の異議申し立てや無効審判を経ていない状態で、裁判所が仮差し止めなどの仮処分を拒否することが、EU法のエンフォースメン…

中国: 中国特許庁ルートのパテントリンケージの最初の審決もでる

先日も記事を投稿しましたが、2021年6月第四次専利法(中国の特許法)改正により、中国では、薬事承認機関が、ジェネリック医薬品承認に際し、先発医薬品メーカーの特許の存在を考慮するパテントリンケージ制度を導入しました。 一方で、特許関係の行政判断は…

再生医療の日本での強制実施権を追う-その3-

本ブログでは、ビジョンケア及びVC Cell Therapyに対して請求された強制実施権の経緯を追っています。 2021年12月28日の日経新聞で、以前の投稿でも触れた特許第6518878号(発明の名称:「網膜色素上皮細胞の製造方法」)に関し、株式会社ビジョンケアおよび…

カタールワールドカップと商標登録出願

さて、先日アジア最終予選を突破したサッカー日本代表のワールドカップのグループステージの組み合わせが決まりました。 日本(FIFAランキング23位)は、ドイツ(FIFAランキング12位)とスペイン(FIFAランキング7位)等と同じ組み合わせで厳しい組ですが、グルー…

NFTに関するJETROサンフランシスコセミナー

NFT

NFTに関するセミナーをJETROサンフランシスコから行うようです。 最近はNFTの話題も増えていますが、JETROからということでメモ。 オンラインカンファランス「アメリカで加熱するNFT “craze”をシリコンバレーより解説」 (jetro.go.jp) 「アメリカで加熱するN…

ブラジル: 特許期間調整制度のウェビナー

ブラジルは最近は改善されていますが、一時期は審査が遅いことで有名でした。 一方で、ブラジル特許法40条で、特許は登録になってから10年間の特許期間が補償する条文がありました。 そのため、10年以上かかって登録になった特許は、本来の20年の特許期間…

アメリカ・カナダ・日本が、EUの中国への知財問題に関するWTO提訴に参戦を希望する

以前EUが中国を知財問題でWTOに提訴という記事を書きました。 背景は下記の投稿等を確認してもらえばと思いますが、最近動きがあったよです。 www.patent-topics-explorer.com さて、WTOに提訴がなされるとまずは当事者の協議が行われます。詳しい手続きは下…

なん…だと…! 文化庁が質問に答えるだけで「著作権契約書」が制作できるシステム作成

報道によると著作権を主管する文化庁が著作権契約書作成支援システムを作ったそうです。 news.mynavi.jp ちなみに該当するサイトはこちらのようです。 pf.bunka.go.jp 質問に答えていくだけでひな形に基づいた契約書の第一案を作成してくれるそうです。 契約…

台湾: 検討中の特許法改正案の解説記事

2020年からさらなる特許法改正が台湾で検討されているそうです。 2020年12月に改正案の初版、2021年6月に第二案が今までに公表されているようです。 www.globalipdb.inpit.go.jp 台湾では最初の審査手続きで特許査定に至らなかった場合再審査に現在進みます…

中国特許を解説する最新本!

中国専利法(特許法等)は昨年第4次改正が行われ、大幅に内容が変わりました。 一方で、そちらを網羅的に解説する日本語書籍はなく、新しい本が出るといいなと思っていました。 そんな中ついに待望の一冊がでるようです! 私も早速購入しました笑 中国知的財産…

AI著作: 面白いビジネスモデル

東京藝術大学でAIが著作権フリーの音楽を自動生成するスタートアップを立ち上げたという報道がありました。 techable.jp AIは法律上は権利主体となれませんので、日本や多くの国ではAIが生成した音楽、絵、詩といったものは著作権が認められません。 法律の…

セミナー: 秘密特許制度を含む経済安全保障推進法のセミナー

このブログでも何度も取り上げている秘密特許制度を含む経済安全保障推進法について、TMI特許法律事務所からセミナーが開催されるようです。 概要は下記になるようです。 【概要】1.経済安全保障推進法に関する動向、法案スケジュール、制度背景2.法案の重…

中国: パテントリンケージによる最初の北京知的財産法院判決

2021年6月第四次専利法(中国の特許法)改正により、中国では、薬事承認機関が、ジェネリック医薬品承認に際し、先発医薬品メーカーの特許の存在を考慮するパテントリンケージ制度を導入しました。 一方で、特許関係の行政判断は判断は特許庁が行いますが、薬…

IPランドスケープとテキストマイニング(自然言語解析)

IPランドスケープを行い特許分析を行おうとしたときに、最近はテキストマイニング(自然言語解析)をしてビジュアライゼーションする例が増えてきています その際には自然言語解析の理解が必要となってきますが、本書はPythonの基礎から自然言語解析の基礎をカ…