2022-01-01から1年間の記事一覧
特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」 、、ということで今年の読まれたブログランキングをやろうと思います! 結果は以下になりました!!! ワールドカップ、生成系AI、欧州単一特許/欧州統一特許裁判所、日本特許庁の公報システム刷新、日本で…
オープンソースソフトウェア取引の落とし穴というPodcastがあったのでメモ。 www.mayerbrown.com オープンソースソフトウェアを用いる場合の契約条件として挙げられているものに、事前に使えるものをリスト化する、プロバイダーが情報権利(どのオープンソー…
以前、画像生成AIであるStable Diffusionを紹介しましたが、今回はこちらのライセンス条件をつらつら雑談していこうかと思います。 www.patent-topics-explorer.com まず、Stable Diffusionですが、先日v2がリリースされたため( 強力な画像生成AIの最新版「S…
hiQが偽のアカウントを作りLinkeinのデータをスクレイピングしていた事件で、データ保有元のLinkedin有利で和解が成立したようです。 www.natlawreview.com Linkedinのポストによると、「hiQは、LinkedInのユーザー契約に違反してhiQが会員のプロファイルデ…
当事者系の特許有効性再審理手続き(IPR)を濫用したとされる当事者にさらなる制裁が課されたそうなので、メモ。OpenSkyの事件の追加の制裁の決定はこちらになるようです。 OpenSky download-documents (uspto.gov) Patent Quality Assurance download-documen…
下記の事件で2023年の注目の米国最高裁事件がまとめられていたので、メモ。 patentlyo.com (1)上告受理された事件 上告受理された事件として、実施可能要件が問題となっているAmgen Inc., v. Sanofi事件が挙げられています。 www.patent-topics-explorer.com…
下記にAIと法的課題についてまとまった記事があったのでメモ。 Image-Generating AI: Trends and Legal Challenges | Holland & Knight LLP - JDSupra 2022年は、AI界隈ではMidjourneyやStable Diffusionと画像生成AIが巷を騒がせたかなという個人的な印象で…
本ブログは来年運用開始が予定されている欧州単一特許と欧州統一特許裁判所について何度か記事にしてきました。 現状として、欧州統一特許裁判所は当初の2023年4月1日稼働を2か月後ろ倒しにして、2023年6月1日とされています。 www.patent-topics-explorer.c…
今回歌詞などをアノテートしたプラットフォームを有するGeniusが、Google等が自身のプラットフォームの商用利用禁止に違反したとして、米国でGoogle等を訴えた事件が、最高裁に上告された事件がピックアップされていたのでメモ。 ipwatchdog.com 今回の事件…
下記によると、欧州司法裁判所(CJEU)が医薬品並行輸入の再包装による差し止めを認めたそう。本件は商標権に関する事件だったようです。 lifesciences.mofo.com こちらの問題ですが、欧州連合(EU)内では薬の価格(薬価)は統一されておらず、国ごとに同じ薬でも…
2022年9月にイギリスで、Brexit時に保持された特定のEU法を2023年末までに廃止、修正、撤回することを目的として、Retained EU Law法案が提出されたそうです。記事によると、「本法案は、英国の知的財産権に幅広く影響を与える可能性がある。」そうで、メモ…
以前の投稿で、デラウェア地裁の非特許実施主体(NPE)の財務的関係等の詳細な情報を要求するStanding Orderについて触れました。 www.patent-topics-explorer.com 何が問題だったかというと、以前の投稿でも触れましたが、NPEが、訴訟毎に別会社を作り訴訟を…
以前、10月31日より中国特許庁が審査指南改定案の意見募集を開始したことを投稿しました。 www.patent-topics-explorer.com こちらの投稿によると、USPTOが非公式の翻訳文を出したそうです。 chinaipr.com 第四次専利法改正自体はすでに施行されていますので…
2022年6月ですが、WTOでコロナワクチンの特許権の一時的な適用除外/履行義務免除についての合意がありました。 www.patent-topics-explorer.com この話ですが、実はまだ続きがあり、当時決まらなかった、COVID19診断薬や治療薬について特許権の一時的な適用…
先日、欧州統一特許裁判所の開設等が2か月延期となることが発表されました。 www.patent-topics-explorer.com 一方で、欧州特許庁から欧州単一特許効申請にむけたタイムラインも以前発表されていました。 www.patent-topics-explorer.com 欧州特許庁から、移…
ノックアウトステージ(トーナメント形式)に進出した日本代表は、12月5日日本時間0時からクロアチアとの一戦が行われました。 結果は、1-1で延長まで終え、PKで3-1で惜しくも敗れる結果となりました。 www.nikkei.com 今回の日本代表の4年間の準備期間を含め…
このブログでは、新しく新設される欧州統一特許裁判所の開設までのタイムスケジュール等について取り扱ってきました。 www.patent-topics-explorer.com www.patent-topics-explorer.com www.patent-topics-explorer.com 前回公開されたタイムラインが以下で…
EPO User Day 2022が先日開催されましたが、録画が視聴可能になったそうです。 newepoonline.newsweaver.com こちらのページにレコーディングがまとめられているようです。 www.epo.org 欧州単一特許システムの話があがっていたり、 Welcome to EPO User Day…
日本代表が日本時間早朝の試合で、スペインに2-1で勝利し、W杯でグループリーグを突破し、ノックアウトステージへと駒を進めました。 news.yahoo.co.jp 下馬評を大きく覆して、格上のドイツとスペインに勝利してグループリーグ突破と、世界を驚かしているの…
特許庁から定期的に特許無効審判の期日が開示されますが、面白そうな事件があったのでメモです。 www.jpo.go.jp 目についた事件はこちらで、丸大食品の特許に対して、プリマハムが特許無効審判をかけた事件です。 https://www.jpo.go.jp/system/trial_appeal…
東京大学から知的財産報告書という報告書が出ていました。 www.ducr.u-tokyo.ac.jp 項目としては下記になるそうです。 <目次>東京大学における知的財産権の役割とは?【特集】ノーベル賞級の研究成果 特許を使って普及、社会実装 (結晶スポンジ法)1.発明…
再び、番外で今回カタールW杯では、公式球としてアル・リフラが使われています。 特許にかかわる身としては、このボールの特許をアディダスは出しているのかというのは気になるところです。 adidas アディダス ミニボール アル・リフラ ミニ AFMS150 adidas(…
米国特許庁から、101条特許適格性のセミナーが予定されているようです。 約1時間のセミナーに下記の内容がカバーされるそうです。 Review the 35 U.S.C. § 101 statute Provide examples of how to apply it Cover legal requirements and categories 現地時…
3日前のドイツ代表に対する歴史的勝利の興奮が冷めやらぬ中、コスタリカ戦が夜7時から行われました。 www.patent-topics-explorer.com 結果、日本は後半に自陣からのクリアが甘くなったところをコスタリカにボールを拾われ、そのままゴールされ、1-0で惜敗と…
2023年春より欧州においてUnitary Patent Systemが稼働し始めるかもしれないというこで、急ピッチでいろいろなイベントが開かれています。 www.patent-topics-explorer.com www.patent-topics-explorer.com 2022年11月17日(現地時間)に、ベルギー連邦経済局…
米国特許商標庁と米国著作権庁が非代替性トークン(NFT)*に関する知財政策についてパブコメ募集する旨のアナウンスがありました。 content.govdelivery.com NFTはアートを中心に盛り上がりを見せていましたが、知財界でも知財をNFT化するという動きも出てきて…
カタールワールドカップが開幕し、今晩日本の初戦が行われました。 日本(FIFAランク24位)は、グループステージはドイツ(FIFAランク11位)、スペイン(FIFAランク7位)、コスタリカ(FIFAランク31位)と同じ組で、非常に厳しい状況にありました。 初戦はドイツで、…
欧州異議申し立て手続きのビデオ会議の試験運用がされていましたが(EPO - Pilot project for oral proceedings in opposition by VICO extended to 31 December 2022)、このたび目出度くデフォルトの手続きとなるようです。 www.epo.org プレスによると、現…
下記のブログで面白い統計があったのでメモ。 ここ数年米国特許庁の審査係属時間は減ってきていたのだが、最近増加に転じそうなトレンドが見えてきたそう。 patentlyo.com ここで、米国特許庁が原因の審査遅延については、一定の条件で特許期間が回復するPat…
昨年7月にアメリカ経済の競争を促進する大統領令が出ており、その中で医薬品の薬価抑制もひとつの焦点になっています。 www.whitehouse.gov 今年の6月には議員から米国特許庁に、ひとつの医薬品を少し変化させた複数の特許で保護することによる懸念が示され…