気になった特許の話題 -Patent Topics Explorer-

気になった特許等の知的財産の話題やニュースをピックアップしていくブログです! This blog is picking up intriguing IP topics including patents, trade secrets etc. !

 

 

カナダ

アメリカ・カナダ・日本が、EUの中国への知財問題に関するWTO提訴に参戦を希望する

以前EUが中国を知財問題でWTOに提訴という記事を書きました。 背景は下記の投稿等を確認してもらえばと思いますが、最近動きがあったよです。 www.patent-topics-explorer.com さて、WTOに提訴がなされるとまずは当事者の協議が行われます。詳しい手続きは下…

AI: 人工知能(AI)は発明者になれないが、著作者にはなれるかも?

人工知能(AI)は発明者になれるかということで、DABUSというAIを発明者欄に記載した特許出願の適格性が各国で争われています。無審査の南アフリカ、第一審の地裁でみとめたオーストラリア以外は、今のところ発明者は人(法律上は自然人)しか認められないとする…

カナダ: クレーム超過料金や審査継続要求(RCE)に関する特許規則案

カナダが、NAFTAを修正した新しいアメリカ-メキシコ-カナダ間の経済協定であるCUSMAに対応するため、特許審査の短縮化を図るいくつかの特許規則の変更案を出しているそうです。 特許規則の最終案はまだ出されていないようですが、2022年には最終化し、実際の…

カナダ: 競争規制当局と薬事規制当局が共同して"Canadians’ access to safe, effective and affordable medicines"取り組む通知がなされた

競争規制当局と薬事規制当局が共同して"Canadians’ access to safe, effective and affordable medicines"取り組む通知がなされたそうです。 今までも共同した取り組みはされていたそうですが、最近ジェネリックやバイオシミラーの開発にあたり先発薬が参照…

カナダ: 登録後の特許権者と発明者の訂正はどうするの-契約を添えて-

1. 背景 カナダで特許権者と発明者の訂正が行われた事件です。本件では2つの製薬会社が精神薬を共同開発した際に生じた発明が問題となりました。判決文を読むと特許権者は発明者の帰属によって決まる契約の規定となっていたようです。PCT出願の際には両社の…

カナダ: Patented Medicines Regulationsの施行が再び(×4)6か月延期に

薬価決定の際に考慮されるPatented Medicines Regulationsの施行が再び6か月延期になりました。COVID-19等の影響が理由のようです。新たな施行日は2022年7月1日に設定されました。 本来は2020年7月の施行予定でしたが、半年ずつ度重ねて施行が延期されてきて…

カナダ: 特許期間延長の出願費用が値上げ

カナダでは、欧州連合 (EU) とカナダが調印した「包括的経済・貿易協定 (CETA)」により、医薬品等について特許期間延長制度が導入されました。2022年4月1日から費用が2%ほど値上げ(日本円で18,000円前後)になるようです。 医薬品の承認のタイミングはなかな…