RCEP協定ですが、2022年1月1日より、オーストラリア、ブルネイ、カンボジア、中国、ラオス、ニュージーランド、シンガポール、タイ、ベトナムの10か国で発効したそうです。朝日新聞によると、「韓国でも来月1日に発効する。残るインドネシア、マレーシア、ミャンマー、フィリピンも手続きを終え次第、順次発効する。」とのことです。
巨大経済圏「RCEP」、10か国で発効…中韓と初の自由貿易協定(2022/01/01 , 読売新聞オンライン)
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20211231-OYT1T50077/
巨大経済圏「RCEP」発効 中韓も参加、GDP・人口は世界の3割(2022年1月1日, 朝日新聞DIGIAL)
https://www.asahi.com/articles/ASPD04FQ4PDZULFA00C.html
特許庁からRCEP協定の知財関連条項の概要がまとめられています。
余談ですが、特許の出願公開について、概要では18か月の公開を要求しており、現在検討中の秘密特許との兼ね合いが気になりました。
1. 手続の簡素化・透明化
(3) 特許の出願公開(第11.44条)
特許出願について、その出願日又は優先権が主張される場合には最先の優先日から18か月を経過した後、速やかに公開することを規定した。(※ただし、タイには本規定履行までの猶予期間が認められている。)
そこで、外務省の和訳をみてみると、ちゃんと安全保障については特許出願公開の例外規定が設けられていることがわかります。
第十一・四十四条十八箇月後の公開
3この条のいかなる規定も、締約国に対し、その開示が自国の安全保障又は公の秩序若しくは善良の風俗に反すると当該締約国が認める情報を公開することを要求するものと解してはならない。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100129062.pdf
秘密特許に関連する過去の投稿についてはこちらもございます。
www.patent-topics-explorer.com
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