昨年7月にアメリカ経済の競争を促進する大統領令が出ており、その中で医薬品の薬価抑制もひとつの焦点になっています。
今年の6月には議員から米国特許庁に、ひとつの医薬品を少し変化させた複数の特許で保護することによる懸念が示されています。
これらの動きにより、米国特許庁は薬事当局であるFDAと共同の取り組みをしており、ホームページも立ち上げました。
先日、米国特許期間延長のwebpageも刷新されましたが、このイニシアティブも影響しています。
www.patent-topics-explorer.com
また、IDSの範囲のFDA等に提出された文書を含むことを明確にした下記の事項も影響をうけていると思われます。
www.patent-topics-explorer.com
今回こちらのイニシアティブについて公聴会が開かれるというニュースが出ていました。
実際にアジェンダ候補にもIDSの範囲等も候補に入っているようです。
2. What mechanisms could assist patent examiners in determining whether patent applicants or patent owners have submitted inconsistent statements to the USPTO and the FDA? Please explain whether such mechanisms present confidentiality concerns and, if so, how those concerns could be addressed.
UPSTO Continues Discussion of Pharmaceutical Patents | Blogs | PharmaPatents | Foley & Lardner LLP
基本的には医薬品の競争に特許に対する阻害をなくすという方向の議論のようなので、医薬品の特許戦略にも影響がありうる事項であるため、今後の方向性は要注目です。