このブログでは欧州統一特許裁判所等について何回か投稿してきました。現在、欧州統一特許裁判所の開設は2023年6月1日、サンライズ期間の開始は2023年3月1日というタイムラインで動いています。
www.patent-topics-explorer.com
www.patent-topics-explorer.com
また新しいリーク記事が出てきましたが、欧州統一特許裁判所のacting chairman of the Administrative Committeeが、現在のところタイムラインに変更の予定はないことを再び認めたそうです。
3月1日にサンライズ期間が開始するには、ドイツのUPCAの寄託が必要ですが、2月中にドイツが動くのかも注目があつまります。
また、Brexitにより本来ロンドンに設置される予定だったCentral Divisionの場所も未だ決まっていません。Milanではという噂もありますが、こちらについてはコメントがなかったそうです。ロンドンのCentral Divisionは医薬系等を担当する予定だったので、関連する分野の人は気になるところです。
Johannes Karcher declined to comment on a JUVE Patent report last week, that ‘UPC states have agreed on Milan as the third seat of the Central Division. Several well-informed sources have reported that the states gave the go-ahead to Milan on Wednesday and that this is to become effective at the UPC start date. Milan is currently the only contender to succeed the former London divisions and, according to JUVE Patent information, has the support of Germany, among others.’
欧州統一特許裁判所も大詰めを迎えてきそうです。欧州訴訟戦略に欧州統一特許がどのようにかかわってくるのか、今後も注目ですね。
さらに、ついに欧州統一特許裁判所、欧州単一特許の解説本が出てきましたね! こちらも楽しみです。
