日経新聞に下記の記事が出ていたのでメモ。
おそらく知財戦略本部での議論についてのニュースかと思われます。資料によるとガイドラインの改訂によって実現をしようとしているようです。
記事で挙げているGoogleのStanford特許や、最近話題のCRISPR関連特許もそうですが、企業と共同研究する前に大学が自分で単独特許網を形成していたことが大きかったんだと個人的には思っています。
特許出願戦略の基本のキですが、アライアンスの前に重要特許の単独出願は終えてしっかりと基盤を整えておく。そこに尽きると思います。アライアンスした後で特許をコントロールしようとしても普通の企業でも難しいので愚策かなと。
政府が大学にお金を出さず、道理を曲げてアライアンス後の知財に介入してくるのはどうなのかという気がしています。
特に日本の大学の競争力のグローバルでの低下が叫ばれており、そのような中でこのような類を見ない試みをすることは、日本の大学との共同研究の求心力を高めるのか、失くしてしまうのか、注目が集まるところです。(知財戦略本部は暴走気味ですね。鼻息荒く入れた査証制度も結局実績0だったそうですし(
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/tyousakai/kousou/2023/dai2/siryou3.pdf
)、だれが責任とるんですかね。。。)