英国の最高裁でもAIが発明者になることを否定する判決が出たそうです。
[2023] UKSC 49
Thaler (Appellant) v Comptroller-General of Patents, Designs and Trade Marks (Respondent)
https://www.supremecourt.uk/cases/docs/uksc-2021-0201-judgment.pdf
結論としては、現在の英国特許法では発明者は自然人に限られ、AIは発明者になれず、AI所有者のThaler博士はAIから発明を移転することもできないということに英国ではなりそうです。
生成AIもかなり進化していますが、今後強化学習などが進み、探索や評価といったプロセスが生成AIにも組み込まれてくると、また新たな局面を迎えるのかもしれません。
OpenAIがひそかに開発しているQ*はそのような機能を兼ねそろえているという噂もありますし、
www.patent-topics-explorer.com
DeepMindが最近未解決の数学問題を解かせたというAIでは、実際にLLMに解法となるコードを生成させ、評価者の機構を入れることで解法を評価しフィードバックされ解法が改善されるメカニズムをとっているようです。
今後の進展が楽しみですね!