気になった特許の話題 -Patent Topics Explorer-

気になった特許等の知的財産の話題やニュースをピックアップしていくブログです! This blog is picking up intriguing IP topics including patents, trade secrets etc. !

 

 

特許

欧州: EPO User Day 2022の録画が視聴可能に!

EPO User Day 2022が先日開催されましたが、録画が視聴可能になったそうです。 newepoonline.newsweaver.com こちらのページにレコーディングがまとめられているようです。 www.epo.org 欧州単一特許システムの話があがっていたり、 Welcome to EPO User Day…

日本: [雑談]珍しい業界の特許無効審判?

特許庁から定期的に特許無効審判の期日が開示されますが、面白そうな事件があったのでメモです。 www.jpo.go.jp 目についた事件はこちらで、丸大食品の特許に対して、プリマハムが特許無効審判をかけた事件です。 https://www.jpo.go.jp/system/trial_appeal…

日本: 東京大学から知的財産報告書が出る

東京大学から知的財産報告書という報告書が出ていました。 www.ducr.u-tokyo.ac.jp 項目としては下記になるそうです。 <目次>東京大学における知的財産権の役割とは?【特集】ノーベル賞級の研究成果 特許を使って普及、社会実装 (結晶スポンジ法)1.発明…

ワールドカップ: カタールW杯の公式球の特許出願はあるのか???

再び、番外で今回カタールW杯では、公式球としてアル・リフラが使われています。 特許にかかわる身としては、このボールの特許をアディダスは出しているのかというのは気になるところです。 adidas アディダス ミニボール アル・リフラ ミニ AFMS150 adidas(…

セミナー: 米国特許庁から101条特許適格性のセミナーが開催される

米国特許庁から、101条特許適格性のセミナーが予定されているようです。 約1時間のセミナーに下記の内容がカバーされるそうです。 Review the 35 U.S.C. § 101 statute Provide examples of how to apply it Cover legal requirements and categories 現地時…

米国: 米国特許商標庁と米国著作権庁がNFTに関する知財政策についてパブコメ募集

米国特許商標庁と米国著作権庁が非代替性トークン(NFT)*に関する知財政策についてパブコメ募集する旨のアナウンスがありました。 content.govdelivery.com NFTはアートを中心に盛り上がりを見せていましたが、知財界でも知財をNFT化するという動きも出てきて…

欧州: [朗報]異議申し立てのビデオ会議の運用がデフォルトに!

欧州異議申し立て手続きのビデオ会議の試験運用がされていましたが(EPO - Pilot project for oral proceedings in opposition by VICO extended to 31 December 2022)、このたび目出度くデフォルトの手続きとなるようです。 www.epo.org プレスによると、現…

米国: 特許庁での審査係属時間が再び増加しそうらしい???

下記のブログで面白い統計があったのでメモ。 ここ数年米国特許庁の審査係属時間は減ってきていたのだが、最近増加に転じそうなトレンドが見えてきたそう。 patentlyo.com ここで、米国特許庁が原因の審査遅延については、一定の条件で特許期間が回復するPat…

米国: バイデン政権の医薬系特許牽制のためのFDA-USPTO共同施策の公聴会が近く開かれる

昨年7月にアメリカ経済の競争を促進する大統領令が出ており、その中で医薬品の薬価抑制もひとつの焦点になっています。 www.whitehouse.gov 今年の6月には議員から米国特許庁に、ひとつの医薬品を少し変化させた複数の特許で保護することによる懸念が示され…

オーストラリア: 【決着】AI発明者の発明者適格性についての上告は最高裁は受理しない模様

以前オーストラリアの2審で、1審の判決を覆し、結局AI発明者の発明者適格性は認められない判決が出たことを投稿しました。 www.patent-topics-explorer.com こちら最高裁に上告されていたようですが、口頭審理の議事録がでたようです。 www.austlii.edu.au …

米国: 【速報】米国最高裁がEnablementについてAmgen事件を上告受理!

このブログではたびたび知財に関する米国最高裁の上告事件を取り上げてきました www.patent-topics-explorer.com その中に、抗体発明の実施可能要件について争われていたAmgen v. Sanofiがありますが、報道によると米国最高裁が審理を行うことを決めたようで…

中国: 審査指南改定案が意見募集を開始

10月31日から、中国特許庁が審査指南改定案について意見募集を始めたようです。 www.cnipa.gov.cn 意見募集の期限は2022年12月15日となるようです。 有关单位和各界人士可以在2022年12月15日前,选择以下方式中的一种,围绕再次征求意见内容的修改完善提出具…

日本: 裁定請求更新速報 再び持ち越し

当ブログではたびたび話題になる裁定請求の話です。 www.patent-topics-explorer.com www.patent-topics-explorer.com www.patent-topics-explorer.com www.patent-topics-explorer.com www.patent-topics-explorer.com 2022年6月の空白期間を終え(和解交渉…

日本: 損害賠償額の認定についての大合議事件の要旨が出る

知財高裁の大合議事件にかかる事件で損害賠償額の認定について、大きな判断がされたそうです。 www.nikkei.com 大合議事件は係属したのはわかるのですが、主要な論点については判決が出るまで分からないことも最近は多いです(ドストライクな案件は最近大合議…

欧州: 欧州統一特許裁判所の裁判官が任命される

先日、欧州統一特許裁判所の新たな解説目標タイムラインについて投稿しました。 www.patent-topics-explorer.com 下記が公表された工程表の概要図になります。 https://www.unified-patent-court.org/sites/default/files/upc_-_exco_-_upc_external_roadmap…

日本: 【続報】DABUS案件の日本での行政不服審査の裁決がでる。

先日に日本のDABUS案件で日本での行政不服審査会の答申が出たことを速報し、こちらに沿った裁決がでるだろうという投稿をしました。 www.patent-topics-explorer.com こちら2022年10月12日に裁決が出たそうです。審査請求段階では、DABUSというAIを発明者の…

欧州: [心・証・開・示] Post-published evidenceが考慮される基準についての拡大審判部の心証が口頭審理前に開示される

現在、欧州特許庁の拡大審判部では、進歩性の主張にあたり、出願後の実験成績証明書の提出の基準が争われています。特に、近年その基準は"plausibility"と呼ばれる基準が審判部の判決などで出てきています。 事件の詳細は下記や、 www.epo.org JETROの日本語…

欧州: 欧州特許庁の猶予期間10-dayルールは廃止に向かうもよう

欧州特許庁に対する手続きでは、本来手続きを行う期間に10日間の猶予期間が加えられる、10-dayルールというものがあります。 欧州法律事務所のニュースレターによると、欧州特許庁のAdministrative Councilは10-dayルールを廃止することを決定したそうです。…

ドイツ: [悲報]特許法改正の差止め制限導入のその後

ドイツでは、特許が侵害と認められるとほぼ差止めが認められるいわゆるautomatic injunctionが問題とする声があります。 そのような声をうけてか、2021年に下記の差止め制限が導入されています。 2. 差止による救済規定の明確化(2021 年 8 月 18 日施行)特…

裁定請求: 久しぶりの工業所有権審議会のページ更新....!!!

本ブログでは、株式会社ビジョンケアおよび株式会社VC Cell Therapyが独占権を有する特許に対して請求された日本における裁定請求(いわゆる強制実施権請求)を追ってきました。 www.patent-topics-explorer.com www.patent-topics-explorer.com www.patent-to…

欧州: [2023年4月1日]欧州統一特許裁判所の新たな開設目標タイムラインがでる

欧州統一特許裁判所の準備委員会から、UPC開設に向けての新たな目標タイムラインが示されたそうです。 www.unified-patent-court.org 下記が公表された工程表の概要図になります。 https://www.unified-patent-court.org/sites/default/files/upc_-_exco_-_u…

日本: 【速報】DABUS案件の日本での行政不服審査会の答申がでる

DABUSというAIが単独で発明者になれるかという案件が各国で争われていることを投稿していました。 www.patent-topics-explorer.com www.patent-topics-explorer.com www.patent-topics-explorer.com 日本においては出願されていることは確認されているものの…

セミナー: 国境を越えた特許発明の実施行為に対する特許権権利行使ついてのセミナー

FC2 v. ドワンゴの特許侵害訴訟で、海外にサーバー等が存在する場合の日本の特許権の権利行使ができるかが、にわかに注目が上がっています。 特に、今年6月の東京地裁判決では、海外にサーバー等が存在する場合は、属地主義の観点から日本の特許権は行使でき…

【悲報】米国特許庁経由の日本特許庁の国際調査手数料は値下げ

米国特許庁経由の日本特許庁の国際調査手数料値下げがアナウンスされました。 Decrease in Patent Cooperation Treaty (PCT) fees United States Patent and Trademark Office sent this bulletin at 09/07/2022 11:27 AM EDT Patent Alert Decrease in Pate…

中国: 【注目】第4次特許法改正で導入されたパテントリンケージ訴訟での初めての最高人民法院判決が出る!

2022年に中国で第4次専利法改正が施行され、先発医薬品の特許権と後発医薬品の承認を調整する制度として、パテントリンケージ制度*1が創設されました。 過去の投稿でパテントリンケージ制度に基づく、初めての北京高等人民法院の判決があったことを投稿しま…

米国: 大学の特許登録数のランキングが公表される

National Academy of Inventors (NAI)とIntellectual Property Owners Association (IPO) が、2021年大学の特許登録数のランキングを出したそうです。 8.17.2022-Top-100.pdf (academyofinventors.org) こちらのブログでは2020年と2021年の比較も出ています…

米国: 特許庁と薬事当局のスタートアップのための合同セミナー

日本時間のAM2~4時という厳しい時間帯ではありますが、米国特許庁(USPTO)と米国薬事当局(US FDA)のスタートアップのための合同セミナーが開催されるそうです。 Strategies for biotech and medtech startups: Successfully navigating the USPTO and FDA | …

米国: 【速報】米国特許期間延長の新しいpublic webpageができたそう

米国特許庁から、特許期間延長の新しいpublic webpageができた旨のアナウンスがありました。 USPTO launches new public webpage to enhance accessibility to patent term extension information The United States Patent and Trademark Office (USPTO) ha…

英国: 【速報】最高裁がAI発明者問題の事件を受理! 審理されることに!

最近、米国知財高裁(CAFC)や欧州特許庁審判部のAIが発明者になれるかという判決について紹介していました。いずれもAIが発明者となることは認められていません(欧州特許庁は面白い判断の部分がありますが、そちらは過去投稿をご覧ください)。 www.patent-top…

DAOってビジネス用語知ってますか?

みなさん、DAOというビジネス用語はご存知でしょうか? DAOと書いてダオと読むそうです。 Nature Biotechnologyでスタートアップの投資エコシステムの記事を読んでいたところ、分散型自律組織(decentralized autonomous community; DAO)の存在が紹介されてい…