気になった特許の話題 -Patent Topics Explorer-

気になった特許等の知的財産の話題やニュースをピックアップしていくブログです! This blog is picking up intriguing IP topics including patents, trade secrets etc. !

 

 

イグノーベル賞: 法律文書の理解を不必要に困難にしている原因の分析

ノーベル賞の時期が近づいてきましたが、その裏で面白くて考えさせられる研究に送られるイグノーベル賞が先じて発表されました。 今年の文学賞は「法律文書の理解を不必要に困難にしている原因の分析」で、法律を扱っている人間としては苦笑いの受賞内容です…

日本: 【速報】DABUS案件の日本での行政不服審査会の答申がでる

DABUSというAIが単独で発明者になれるかという案件が各国で争われていることを投稿していました。 www.patent-topics-explorer.com www.patent-topics-explorer.com www.patent-topics-explorer.com 日本においては出願されていることは確認されているものの…

イーサリアム: The Merge, かんりょう確定な

先日、NFTやスマートコントラクトの基盤暗号資産技術イーサリアムのアップデート"The Merge"が、9月10-20日の間で完了予定である投稿をしました。 www.patent-topics-explorer.com 無事9月15日にMergeが完了したそうです。 coinpost.jp www.nasdaq.com www.n…

セミナー: 国境を越えた特許発明の実施行為に対する特許権権利行使ついてのセミナー

FC2 v. ドワンゴの特許侵害訴訟で、海外にサーバー等が存在する場合の日本の特許権の権利行使ができるかが、にわかに注目が上がっています。 特に、今年6月の東京地裁判決では、海外にサーバー等が存在する場合は、属地主義の観点から日本の特許権は行使でき…

技術: NFTやスマートコントラクトの基盤暗号資産技術イーサリアムのアップデート"The Merge"

イーサリアムという暗号資産(いわゆるブロックチェーン)技術の"The Merge"というアップデートの最終段階が9/10-20に向けて大詰めを迎えているそうです。 www.nikkei.com イーサリアムは、NFT、スマートコントラクト、DAO*1といった、Web3に欠かせない多くの…

プリンストン大学すげぇ!

プリンストン大学が年収10万ドル(現在のレートでおおよそ日本円で1400万円)の世帯まで学費を全てカバーするようです。 www.forbes.com 更に年収10万ドル(現在のレートでおおよそ日本円で1400万円)を超えても、場合によってはサポートを受けることができるよ…

【悲報】米国特許庁経由の日本特許庁の国際調査手数料は値下げ

米国特許庁経由の日本特許庁の国際調査手数料値下げがアナウンスされました。 Decrease in Patent Cooperation Treaty (PCT) fees United States Patent and Trademark Office sent this bulletin at 09/07/2022 11:27 AM EDT Patent Alert Decrease in Pate…

中国: 【注目】第4次特許法改正で導入されたパテントリンケージ訴訟での初めての最高人民法院判決が出る!

2022年に中国で第4次専利法改正が施行され、先発医薬品の特許権と後発医薬品の承認を調整する制度として、パテントリンケージ制度*1が創設されました。 過去の投稿でパテントリンケージ制度に基づく、初めての北京高等人民法院の判決があったことを投稿しま…

米国: 大学の特許登録数のランキングが公表される

National Academy of Inventors (NAI)とIntellectual Property Owners Association (IPO) が、2021年大学の特許登録数のランキングを出したそうです。 8.17.2022-Top-100.pdf (academyofinventors.org) こちらのブログでは2020年と2021年の比較も出ています…

米国: 特許庁と薬事当局のスタートアップのための合同セミナー

日本時間のAM2~4時という厳しい時間帯ではありますが、米国特許庁(USPTO)と米国薬事当局(US FDA)のスタートアップのための合同セミナーが開催されるそうです。 Strategies for biotech and medtech startups: Successfully navigating the USPTO and FDA | …

米国: 【速報】米国特許期間延長の新しいpublic webpageができたそう

米国特許庁から、特許期間延長の新しいpublic webpageができた旨のアナウンスがありました。 USPTO launches new public webpage to enhance accessibility to patent term extension information The United States Patent and Trademark Office (USPTO) ha…

分析: 株式会社マクアケの出願戦略をみてみた(結果と内容は保証しませんので悪しからず)

DXに成功している会社として紹介されている会社の特許を時間があるときに今後分析していこうかなと思います。 まずは株式会社マクアケを見ていこうと思います。 www.makuake.co.jp 会社概要ですが、今年で10年目の渋谷に本社をもつ日本の企業のようです。 00…

英国: 【速報】最高裁がAI発明者問題の事件を受理! 審理されることに!

最近、米国知財高裁(CAFC)や欧州特許庁審判部のAIが発明者になれるかという判決について紹介していました。いずれもAIが発明者となることは認められていません(欧州特許庁は面白い判断の部分がありますが、そちらは過去投稿をご覧ください)。 www.patent-top…

資産形成: 金融庁の令和5年度税制改正要望をみる

閑話休題で、金融庁から令和5年度税制改正要望が出たので、中身を見ていきたいと思います。 金融庁の令和5年度税制改正要望について:金融庁 (fsa.go.jp) 今後財務省や与党や国会などのやり取りを通じて最終版はどうなるかまだ分かりませんが、家計の資産…

書評: エセ著作権事件簿: 著作権ヤクザ・パクられ妄想・著作権厨・トレパク冤罪

久しぶりに書評です。 著作権は、世の中では倫理や感情論も相まって、法律以上の対応が求められることがあります。 タイトルはエキセントリックですが、どんなところに問題が生じうるのか知るうえで参考になりました。 エセ著作権事件簿: 著作権ヤクザ・パク…

DAOってビジネス用語知ってますか?

みなさん、DAOというビジネス用語はご存知でしょうか? DAOと書いてダオと読むそうです。 Nature Biotechnologyでスタートアップの投資エコシステムの記事を読んでいたところ、分散型自律組織(decentralized autonomous community; DAO)の存在が紹介されてい…

著作権&倫理&雑感: イラストの作風を学習するAIを提供するサイトが停止に追い込まれたそう

巷で話題になっているようですが、イラストの作風を学習するAIを提供するサイトが、他人のイラストを学習素材として無断利用する対策が不十分と批判を浴び、機能停止に追い込まれたそうです。 www.j-cast.com ここで、今回のサイトmimicは下記のようなAIを提…

米国: 【注目】非特許実施主体(NPE)に詳細な情報を要求するデラウェは地裁の命令

今回、非特許実施主体(NPE)に、財務的利害関係者の開示の十分性を問う命令をデラウェア地裁が出したので、面白い事例なのでメモ。 www.fr.com 何が問題だったのか? 世の中には特許権を自らの事業と実施せず権利行使を主に行う会社等が存在し、いわゆる非特許…

IPランドスケープのデータソースの記事をメモ

IPランドスケープの流れと、有用なデータベースが載っていたのでメモ。 www.scienbizip.jp IPランドスケープに最も重要なのが非特許情報のマクロやミクロの情報をいかに収集し、分析するかというところかと思います。特許分析はおまけで、非特許情報の分析や…

米国&ドイツ: モデルナが特許侵害でPfizer/BioNTechを提訴したそう

モデルナが、Pfizer/BioNTechのコロナワクチンが、モデルナの特許権を侵害するとしてアメリカとドイツで提訴したそうです。 www.nikkei.com モデルナはパンデミック中は自身の特許権で提訴を行わないと言ってきましたが、いよいよと判断したのでしょうか。 …

中国: 知財の権利行使戦略についてのセミナー

中国における知財の権利行使戦略についての下記セミナーがあるそうです。 どこまでやるかわかりませんが、実例を踏まえてメリット・デメリットを示してくれるようです。 China has been successful in reshaping its image as it is evolving into one of th…

分析: Natureに紹介されたLaboratory Automationの会社の特許をみてみた②(結果と内容は保証しませんので悪しからず)

NatureにCloud labsということで、Laboratory Automationの紹介記事が出ており、Emerald Cloud Lab社とSynthace社いう2社のスタートアップが紹介されていたので、分析してみました。 www.nature.com Emerald Cloud Lab社の分析は下記です。 www.patent-topic…

分析: Natureに紹介されたLaboratory Automationの会社の特許をみてみた①(結果と内容は保証しませんので悪しからず)

NatureにCloud labsということで、Laboratory Automationの紹介記事が出ており、Emerald Cloud Lab社とSynthace社の2社が紹介されていたので、。 www.nature.com まず、1社めのEmerald Cloud Lab社です。 企業名: Emerald Cloud Lab, Inc. (Also konwn as Em…

米国: 【急務】他の行政機関に提出した文章等も米国特許庁への開示義務の対象になりうると見解がでる

先日ELSA Speakの特許分析を投稿しましたが↓、 www.patent-topics-explorer.com そちらの使っている米国代理人のホームページを見ていると面白い記事が出ていたので、メモ。 具体的には下記の投稿になります。 www.goodwinlaw.com 今回、下記にあるように米…

LIXILの知財機能を紹介する記事が面白かったのでメモ

LIXILの知財機能とその戦略やガバナンスを紹介する機能がありました。 bizzine.jp LexisNexisの主催するPatentSight Summitのレポートなので、最終的にはIPランドスケープと彼らの製品の宣伝につながっていきますが、面白い情報もあったのでメモ。 go.lexisn…

欧州: AIは発明者にはなれないけれども、〇〇は.....?

昨年末欧州特許庁審判部で、AIのみを発明者とする特許出願は認められない旨の決定が出たことを投稿しました。 www.patent-topics-explorer.com 今回そちらの理由が公表されたそうです。詳細は下記のJETROやEPOの発表をご確認ください。なお、J8/20は拡大審判…

分析: ELSA Speakを提供するELSA Corpの特許分析してみた(結果と内容は保証しませんので悪しからず)

*調査内容や考察などの正確性等は保証しません。 先日ELSAという発音学習アプリを紹介しました。 今日は知財関係者の端くれとして特許戦略が気になったので調べてみました。 www.patent-topics-explorer.com まず、提供する会社概要ですが、下記のELSA Co. L…

セミナー: MidjourneyというAIにイラストを描かせるイベントがあるらしい!

AI

先日下記の投稿で、MidjourneyというAIがイラストを自動生成するというものを紹介しました。 www.patent-topics-explorer.com ちょうど、15日21時から下記のイベントがあるようです! *日にちを間違えてました liveai.connpass.com ※2022年8月17日までは下記…

契約: 共同研究契約などの改良技術の条項には要注意

ADC技術の過去の共同研究契約の文言をめぐって、発明の所有権の争いが生じていましたが、仲裁の結果が下記のように出た事件があります。本件はSeagenが別途第一三共を特許権侵害訴訟を提起しているそうですが、契約の注意点として面白い論点があるのでメモで…

The 2022 Gartner Hype Cycle™ for Emerging Technologiesが発表される

今年も、The 2022 Gartner Hype Cycle™ for Emerging Technologiesが発表されました。 www.gartner.com Hype Cycleの用語等の説明はこちらもご覧ください。 www.gartner.co.jp 今年の3つのトレンドは、以下のように、(1) immersive experiencesの進化又は強…