日本語対応で話題になっている、Napkin AIを試してみました。 www.napkin.ai 2024年9月8日現在では、ベータ版扱いで、機能を無料で使える状況みたいですね。 www.napkin.ai 利用規約もしっかり確認しておくことがおすすめ www.napkin.ai 2024年9月8日現在の…
美容医療に関連する特許についての損害賠償請求事件で、知財高裁が第三者の意見募集を開始しています(令和5年(ネ)第10040号)。意見募集期間は、2024年9月6日までとなっており、間もなくです。 https://www.ip.courts.go.jp/vc-files/ip/2024/boshuuyoukou.…
昨年から文科省著作権分科会の中で議論されてきた「AI と著作権に関する考え方について」の素案ですが、ついに最終版となったそうです。 資料1 AI と著作権に関する考え方について(1.4MB) 第69回 | 文化庁 (bunka.go.jp) パブコメ後にあったように、こちら…
初版で買って積み残しとなっていた書籍だったが、休み中に読破。 生成AIの利用法として、コーディングは本命の一つだと考えている。プロンプトエンジニアリングは限界があるし、結局自分のやりたい動きをさせたかったら最後はコーディングするしかない。 生…
2023年も残すところ後わずかとなってきました。 今年もどんな記事がよく読まれたのか総まとめをを作ってみました。 ほぼほぼAI関係の雑談記事が上位を占めていて、2023年はまさにAIの年だったなという感じですかね。 2024年もどんな年となるのか楽しみです。…
以前もブログで記事にしましたが、2023年12月20日にまだ素案で今後変更などはある状態ですが、文化庁からAIと著作権に関する考え方について(素案)として、最初のドラフトが示されました。 AIと著作権に関する考え方について(素案)(365KB) 文化審議会…
英国の最高裁でもAIが発明者になることを否定する判決が出たそうです。 [2023] UKSC 49 Thaler (Appellant) v Comptroller-General of Patents, Designs and Trade Marks (Respondent) https://www.supremecourt.uk/cases/docs/uksc-2021-0201-judgment.pdf …
文化庁で生成AIと著作権の考え方が議論されてきていまして、個人的には現在多くのサービスやユーザーが使っているであろうRAGがどのような解釈になるか注目してきました。 www.patent-topics-explorer.com さて、いよいよもって素案が出てきたわけです。 資…
以前このブログで取り上げたイノベーションボックス税制ですが、自民党の税制改正大綱がでてきました。 www.patent-topics-explorer.com 税制改正大綱はこちらです 令和6年度税制改正大綱 | 政策 | ニュース | 自由民主党 (jimin.jp) イノベーションボックス…
米国著作権局のreconsiderationプロセスで、生成AIに関連する著作権登録が再び否定されることを容認する決定がでました。 petapixel.com USCOの決定 Microsoft Word - 2023-12-11_SURYAST Review Board Decision Letter_final (copyright.gov) 今回の事件で…
昨年末から経産省などが推し始めた知財に関連する所得税の軽減政策「イノベーションボックス税制」が、自民党で議論され始めたようだ。 経産省の資料に詳しいが、知財に関連する所得の所得税を軽減するが、何を対象にするかなどが議論されているよう。 第2…
IN RE: CELLECT事件がCAFCでなされ、パテントファミリー内であっても自明型ダブルパテントが適用される判決がでました。 22-1293.OPINION.8-28-2023_2181381.pdf (uscourts.gov) これに対して、en bancでの審理を求める請求がなされると共に、数々の団体等か…
脳組織と電子ハードウェアを使った”バイオコンピュータ”という記事。なんだこれはと思ったら本当に脳組織を使った機械学習をしていてびっくりである。 www.nature.com ちなみに論文はこちら www.nature.com さらに探していくと日本語の記事もでてきた。皆さ…
日々進化するChatGPTのサービスですが、有料版では自身の趣向に合わせてチャット形式でコードを描かずにカスタマイズしたボット(通称GPTs)が作れることになりました。 internet.watch.impress.co.jp ノーコードでそこそこのものを作れますし、Assistantsとい…
主に医薬品に関連するものと思いますが、バイデン政権が価格の高い医薬品の特許を制限することを検討しいてる旨の報道が出ました。 www.cnbc.com www.whitehouse.gov 報道を読んでいくと、今回の枠組みはバイドール法という、「政府の資金が入った発明に関し…
Googleが米国時間2023年12月6日にGeminiという新しいAIモデルが発表されました。 japan.googleblog.com Geminiのテクニカルレポートにあるように、インプットはテキストだけでなく、テキスト、音声、画像、動画といったマルチモーダルになっているそうです。…
AIの学習利用が著作権侵害となるか各国で議論や争いが起きているが、今回Thomson Reuters v. ROSS IntelligenceはFair Useなどの争点について事実の争いがのこされているため、Summary Judgementではなく、陪審含むトライアルに進むOrderが出されたのでメモ…
今年の夏ごろOpenAIがGPT-5の商標登録出願を米国で行っているとして、話題となりました。 実際にUSPTOで調べてみると審査中ですが、GPT-5が商標登録出願がされていることがわかります。 Trademark Status & Document Retrieval (uspto.gov) 一方で、中国でOp…
ニューラルネットワークを用いて、セマンティックに関連するファイルをリコメンドするシステム・方法に関する特許出願が、特許法上の発明の対象となるか争われたEWHC判決が出てきたので、メモ。 Neutral Citation Number: [2023] EWHC 2948 (Ch) https://ww…
医薬品などは承認に臨床試験が必要であり、その間製品を販売し収益を上げることができないため、特定の期間を延長する特許期間延長制度が米国等で認められています。 米国は、臨床試験より後に特許が発行されると、そのissue dateを起算点として種々の特許期…
中国の北京インターネット法院で、AIが生成した画像に対して著作権が認められたそうです。 www.globaltimes.cn global.chinadaily.com.cn ニュースによると、画像はStableDiffusionを用いてtext2imageで作られた画像だったようです。 法院は、AIはあくまでツ…
AIの全盛期ですが、米国では101条の特許適格性をいかにクリアーするかがAI特許を取るうえで重要になってきます。 こんかい、ニューラルネットワーク発明が具体的な解決手段がクレームにないとして101条違反と地裁で認定された事例が紹介されていたのでメモ。…
画像生成AIで盛り上がり始めた生成AIブームを、ChatGPTで頂点まで持ち上げたOpenAIですが、Q*(キュースターと読むそう)という新型のAI開発を進めているということをReuterが報じ、一躍話題になっているようです。 gigazine.net 現在のGPTはtransformerの自然…
パナソニックの4Gの標準必須特許を巡るXiaomiとの訴訟で、英国の控訴審において、早期にXiaomiが一審での和解条件を受け入れることで早期のtrial日程が組まれた事例が紹介されていました。 www.iam-media.com 欧州ではドイツのbifurcationでの差止めリスクが…
米国では、Dynamic Drinkware, LLC v. National Graphics Inc.事件が過去により、優先権を主張するためには基礎出願の内容からのwritten diecriptionを求める判決がありました。 これにより過去にPTABではクレームレベルで具体的な記載が基礎出願にあること…
LOT NetworkというPAEからの特許防衛のための枠組みがありますが、そちがら委託したPAEがどのような企業に対して訴訟を行っているかのレポートが興味深かったのでメモ。 PATENT SOURCES AND LITIGATION TARGET CHARACTERISTICS https://lotnet.com/wp-conten…
文化庁の著作権分科会法制度小委員会でAIと著作権の考え方について議論が進んでいますが、ついに骨子がでることとなりました。 www.bunka.go.jp 参考資料8にもありますが、年内に骨子をベースにドラフト案ができあがり、年度内に報告書を作成するというタイ…
USPTOからコンピュータ上であらわされるGUIやアイコンについての意匠登録(デザイン特許)としての適合性についての補助審査ガイダンスが出ました。 www.uspto.gov ガイダンス中では、すべてのアイコンやGUIは意匠登録(デザイン特許)としての適合性を持ってい…
米国の競争法規制当局であるFTCが、著作権を管轄する米国著作権局に懸念のコメントを提出したそうです。 In Comment Submitted to U.S. Copyright Office, FTC Raises AI-related Competition and Consumer Protection Issues, Stressing That It Will Use I…
ショッキングなタイトルの記事が出ていたので見てみたが、内閣府・文化庁の資料を合わせて読んでみた。実際に、下記の記事の本文でも類似性だけで決まるとは書いていないので、少し安心したのでメモ。 pc.watch.impress.co.jp ちなみにこちらが記事のもとに…