気になった特許の話題 -Patent Topics Explorer-

気になった特許等の知的財産の話題やニュースをピックアップしていくブログです! This blog is picking up intriguing IP topics including patents, trade secrets etc. !

 

 

著作権

米国: 米国特許商標庁と米国著作権庁がNFTに関する知財政策についてパブコメ募集

米国特許商標庁と米国著作権庁が非代替性トークン(NFT)*に関する知財政策についてパブコメ募集する旨のアナウンスがありました。 content.govdelivery.com NFTはアートを中心に盛り上がりを見せていましたが、知財界でも知財をNFT化するという動きも出てきて…

【分岐点】AI生成画像を素材プラットフォームでどう扱うかは岐路に

先日、写真などの素材を販売するGettyにおいて、AIで生成された画像が禁止になるというニュースが出ました。 www.patent-topics-explorer.com Gettyは大手のため業界への影響が心配されたところ、AI生成画像の取扱いは、プラットフォームで異なる対応がされ…

【速報】音楽教室の楽曲使用巡る最高裁事件は上告棄却

先週は特許権の損害賠償の知財高裁大合議がでましたが、 www.patent-topics-explorer.com 多くの知財関連の人は固唾をのんで見守っていたであろう、音楽教室の楽曲使用巡る最高裁事件の判決も出たそうです。 www.jiji.com 裁判所から判決の全文も出ています…

著作権: 【衝撃】画像生成AIの使用で作成した画像がGettyで禁止に

Stable DiffusionやMidjourneyといった画像生成AIを使って生成された画像をGettyが販売を禁止するようです。 gigazine.net 著作権侵害の懸念を等を払拭できないことが理由のようです。Gettyは大手の画像販売サイトなので、今後この流れが波及するかもしれま…

書評: エセ著作権事件簿: 著作権ヤクザ・パクられ妄想・著作権厨・トレパク冤罪

久しぶりに書評です。 著作権は、世の中では倫理や感情論も相まって、法律以上の対応が求められることがあります。 タイトルはエキセントリックですが、どんなところに問題が生じうるのか知るうえで参考になりました。 エセ著作権事件簿: 著作権ヤクザ・パク…

著作権&倫理&雑感: イラストの作風を学習するAIを提供するサイトが停止に追い込まれたそう

巷で話題になっているようですが、イラストの作風を学習するAIを提供するサイトが、他人のイラストを学習素材として無断利用する対策が不十分と批判を浴び、機能停止に追い込まれたそうです。 www.j-cast.com ここで、今回のサイトmimicは下記のようなAIを提…

日本: あるAIが作った著作物の著作権の利用規約

AIが書いた絵を使えるMidjourneyが最近話題になっているようです。 www.itmedia.co.jp こちらの著作権の規約ですが、記事によると、原則はユーザーがAI著作物の著作権の権利を有し、一定のものについてMiidjourneyに利用許諾を行うという構成のようです。 ま…

英国: Brexit後イギリスはAI関連知財でEUとは別の道を歩むのか?

英国知的財産局から、「Artificial Intelligence and IP: copyright and patents」に関するコンサルテーション結果の報告書が発表されました。 www.gov.uk こちら、2021年に英国知的財産局は、(1)AIによって作られた著作物の著作権、(2)著作物を利用したテキ…

米国: DABUSを作ったThaler博士はAI著作物でも裁判へ!

先日、Thaler博士の作ったAIのDABUSにより"発明された"とされる発明について、AIであるDABUSのみを発明者とすることの米国特許法における是非が、米国知財高裁(CAFC)での審理が開始したことを投稿しました。 www.patent-topics-explorer.com さて、一方で、…

オープンソースソフトウェアの利活用及びそのセキュリティ確保に向けた管理手法に関する事例集

経済産業省が、「オープンソースソフトウェアの利活用及びそのセキュリティ確保に向けた管理手法に関する事例集」を取りまとめたとのことです。 www.meti.go.jp さて、オープンソースソフトウェアとは、「ソフトウェアのソースコードが公開され、利用や改変…

AI技術で文書を書き換えるという技術があるらしい

中国で、AIで文書を書き換え流用する“洗稿"という行為が行われているそうです。 www.nishinippon.co.jp 自信のSNS等で閲覧数に応じた広告収入を稼ぐ目的等で使われているそうです。 類義語などを用いて文書を書き換えるそうですが、有料版を使うと”80~100%…

経産省: スポーツコンテンツ・データビジネスの拡大に向けた権利の在り方研究会

経産省でスポーツコンテンツ・データビジネスの拡大に向けた権利の在り方研究会の第4回の資料が公開されたようです。 www.meti.go.jp 今回は、NFT、スポーツベット、ファンタジースポーツ、放送・配信について議論されたようです。 https://www.meti.go.jp/s…

なん…だと…! 文化庁が質問に答えるだけで「著作権契約書」が制作できるシステム作成

報道によると著作権を主管する文化庁が著作権契約書作成支援システムを作ったそうです。 news.mynavi.jp ちなみに該当するサイトはこちらのようです。 pf.bunka.go.jp 質問に答えていくだけでひな形に基づいた契約書の第一案を作成してくれるそうです。 契約…

AI著作: 面白いビジネスモデル

東京藝術大学でAIが著作権フリーの音楽を自動生成するスタートアップを立ち上げたという報道がありました。 techable.jp AIは法律上は権利主体となれませんので、日本や多くの国ではAIが生成した音楽、絵、詩といったものは著作権が認められません。 法律の…

著作権: 実務者のための著作権ハンドブックの新刊予約始まる!

下記の著作権の所管官庁である文化庁から、著作権にかかわる事項全般はここに聞けと言われている、公益社団法人著作権情報センターから、著作権ハンドブックの新刊がでました。 著作物の正しい利用方法 | 文化庁 上記のような権威ある団体ですの日常迷った時…

米国: 技術的保護がされたソフトウェア対応医療機器の診断・維持・修理目的の利用は著作権は免除されるのか

米国の著作権1201条にアクセス制限やコピー制限がついた著作物に対する著作権の権利制限規定がおかれています(著作権が及ばない範囲ということですね)。 *条文を詳しく見たい方は、こちらなど 第12章-著作権保護および管理システム | 外国著作権法一覧 | …

米国: AI単独では米国Copyright Officeは著作者と認めなかった!著作権とAIも面白そう(傍から見てる限りは)

特許ではAIを発明者として記載できるのか争いになっています。 www.patent-topics-explorer.com 著作権においてもAIが著作者になるのかという事件がぼちぼちでてきました。 カナダやインドでは共同著作者であればAIを入れて著作者として登録される事例も出て…

AI: 人工知能(AI)は発明者になれないが、著作者にはなれるかも?

人工知能(AI)は発明者になれるかということで、DABUSというAIを発明者欄に記載した特許出願の適格性が各国で争われています。無審査の南アフリカ、第一審の地裁でみとめたオーストラリア以外は、今のところ発明者は人(法律上は自然人)しか認められないとする…

日本: 著作権について独占ライセンシーの対抗要件やデジタル時代の著作権利用についての文化審議会の議論

2月4日に、文化審議会著作権分科会法制度小委員会(第3回)が開かれたそうです。議事によると今回は下記の項目について議論されたそうです。 議事 1開会 2議事 (1)「民事訴訟法の改正に伴う著作権制度に関する論点整理(案)」及び「独占的ライセンスの対…

日本: 大学入試共通テスト「現代社会」の著作権の出題

閑話休題ですが、土日は大学入試共通テストがあったようですね。 受験生の皆様とそのご家族はコロナ禍の中お疲れ様でした。 現代社会に著作権の問題が出ていたということで、拾ってみようと思います(著作権は専門ではないですが)。 現代社会 第4問 現代社会 …

書評: 年報知的財産法2021-2022

2022年1月5日発売の年報知的財産法2021-2022を早速購入しました。 仮となっていた中山先生の論稿は、COVID-19ワクチンのTRIPS waiver等を含む特許保護と医薬品アクセスを巡る議論に関する論文で、WTOにおけるTRIPS waiverの議論や、民間主導のライセンスや権…

書評: 著作権の1冊目に個人的にお勧めな本

デジタル時代になりAI等のソフトウェアを扱うにあたり、特許だけでなく著作権の重要性も上がってきています。一方で、著作権は弁理士といえども実はあまり深くは勉強しなかったりする法律。著作権法とは何ぞやという著作権界のテイストを知りながら読める最…

Japan: Discussion on the Revision of the Copyright Act in the Copyright Subcommittee of the 21st term Cultural Council

"第21期文化審議会著作権分科会法制度小委員会" has been convened and the following matters are being discussed based on the "Intellectual Property Promotion Plan 2021 (知的財産推進計画2021)" and other government policies. Main disucssion…

日本: 第21期文化審議会著作権分科会法制度小委員会における著作権法改正検討動向

第21期文化審議会著作権分科会法制度小委員会が招集され、「知的財産推進計画2021」をはじめとする政府方針等を踏まえ、下記の事項が検討されています。 12月8日に第2回が開催され、今回は下記太文字の独占的ライセンシーに対する差止め請求権の付与お…