以前から欧州単一特許と欧州統一特許裁判所について投稿をしていますが、一度開始が延期されたものの、2023年6月1日の開始向けて今のところ大きな変更はなさそうです。
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一方、本来中央部が、ミュンヘン、パリ、ロンドンに置かれる予定でしたが、イギリスのBrexitにより、ロンドン中央部が空席となってしまいました。
先日のプレスリリースで、ロンドンが見る予定だった医薬品分野等を含む IPCセクション(A:生活必需品)はパリ、 バイオ分野等を含む IPC セクション(C:化学、冶金)はミュンヘンが担当することでまとまったようです。
IPC的にはどちらも付く場合もあるものがあるので、ロンドンのときはまとまっていたのでよかったですが、今後はパリかミュンヘンどちらにいくのか気になるところです。
一方で、将来的にはロンドンに変わる第3の中央部はイタリアのミランに置くことで話がまとまってきているようです。
以前、ロンドンの機能を全てミランに移すかについては、議論があったようで、一度パリとミュンヘンに暫定的に分配されたロンドンの機能が、ミラン設立時にどこまで移るかは今後ウォッチングしていく必要がありそうですね。