パナソニックの4Gの標準必須特許を巡るXiaomiとの訴訟で、英国の控訴審において、早期にXiaomiが一審での和解条件を受け入れることで早期のtrial日程が組まれた事例が紹介されていました。
欧州ではドイツのbifurcationでの差止めリスクが大きな特許権者側の武器となっていましたが、UPCの登場がどのようになるか注目されていました。
現在UPCの1審の審理は1年くらいの終結を目標としており非常にスピーディに進んでいます。また、仮差し止めも出される事例も出てきているそうです。
Xiaomiはドイツの差止めリスクだけなく、UPCでの差止めリスクも懸念したのではと記事では推察されています。
確かに、UPCでの侵害訴訟の手続きも行われているようです。
Case Number: ACT_545562/2023
- Proceeding type: Proceeding
- Action/Application: Infringement Action
- Defendants:
Xiaomi - Claimants:
Panasonic - Court Division: First instance, Local division - Munich
https://www.unified-patent-court.org/en/registry/cases/case-details?case_number=545562&year=2023
UPCの手続きが使える特許を欧州でも入れておくのは、戦略的に面白い面もあるかもしれないですね。