本日、2023年3月27日から文化庁の機能が京都へ移転することになったという報道がなされています。
文化庁からも、「文化庁、京都へ」という公式サイトも立ち上がっており、いろいろなイベントも企画されているようです。
一方で、AIやWeb3といった次世代の技術が台頭してくる中で、著作権の存在感が著しく向上しています。例えば、AIのコードなどは著作権の保護を受ける対象となりえますし、NFT上の画像などのコンテンツも著作権の保護の対象となりえます。
これらのデータは無体物であり、通常は差止め等ができませんので、知的財産権として保護されることが、差止め等には必要となってきます。
一方、この著作権を所管しているのは実は文化庁なのです(そのほかの特許権などは特許庁、不正競争防止法は経産省が所管)。というわけで、京都移管に関して著作権関係はどうなるのかというのが興味の出るところです。
結論からというと、著作権課は東京に機能が残るそうです。
他の知的財産の関係からも、内閣府の知財戦略本部や特許庁・経産省とも連携が必要なので、東京に機能が残るということで少し安心しました。
文化庁移転協議会(第13回)令和5年3月8日(水)
AI・Web3時代を支える知的財産権として著作権法を管轄する文化庁を今後も応援しております!