気になった特許の話題 -Patent Topics Explorer-

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米国: AIの発明者適格性の米国知財高裁(CAFC)の口頭審理を聞いてみた

 

現地の6月6日に米国知財高裁(CAFC)が、 AIの発明者適格性を問題とする事件の最初の口頭審理を行いました。

 

www.patent-topics-explorer.com

 

 

 

口頭審理の傍聴の仕方は下記などをご参考にしてください。

 

note.com

 

 

 

以下は内容の正確性は保証しませんが、個人的なメモです。

最初の口頭審理は約25分程度で終了しました。

 

(DABUS陣営)

-AIが発明者である"indivisual"に該当するかは、イノベーションを保護するという特許法の法目的に沿って解釈すべき

-AIの発明者適格が認められないと、AIから生まれた発明がトレードシークレットで保護するしかなくなり、世の中に発明が公開されなくなってしまう

など

 

(CAFC)

-AIが何故individualに該当すると考えるのか

-判例でcorporationは発明者から除かれているが、AIが認められる理由は

-AIは物理的存在でない。異なる機器で実装されるが、どの機器が発明者になるのか

など

 

(USPTO陣営)

-今までの判例などに基づき、発明者である"indivisual"は"natural person"と解釈すべき

など

 

(CAFC)

-仮にAIのみが発明をしたとしたら、どんな問題が生じるのか

-AIをプログラムしたプログラマーは発明者にならないのか

など