欧州特許庁に対する手続きでは、本来手続きを行う期間に10日間の猶予期間が加えられる、10-dayルールというものがあります。 欧州法律事務所のニュースレターによると、欧州特許庁のAdministrative Councilは10-dayルールを廃止することを決定したそうです。…
AI契約レビューにあたって問題となるのが、弁護士法72条に違反しないかというところがあります。 下記にもありますが、非弁護士の方は、報酬を得る目的で、法律事件に関して法律事務を取り扱うこと等は、原則禁止されています。 (非弁護士の法律事務の取扱…
ドイツでは、特許が侵害と認められるとほぼ差止めが認められるいわゆるautomatic injunctionが問題とする声があります。 そのような声をうけてか、2021年に下記の差止め制限が導入されています。 2. 差止による救済規定の明確化(2021 年 8 月 18 日施行)特…
本ブログでは、株式会社ビジョンケアおよび株式会社VC Cell Therapyが独占権を有する特許に対して請求された日本における裁定請求(いわゆる強制実施権請求)を追ってきました。 www.patent-topics-explorer.com www.patent-topics-explorer.com www.patent-to…
欧州統一特許裁判所の準備委員会から、UPC開設に向けての新たな目標タイムラインが示されたそうです。 www.unified-patent-court.org 下記が公表された工程表の概要図になります。 https://www.unified-patent-court.org/sites/default/files/upc_-_exco_-_u…
先日Google trendsに基づく今年のノーベル化学賞の受賞内容(クリックケミストリー)についてレビューしてしました。 www.patent-topics-explorer.com www.youtube.com 前回の繰り返しとなりますが、日経サイエンスで詳しく載っていますが、2つの分子を簡単…
今年もノーベル賞の季節になりました。 前回はイグノーベル賞でしたが、今回はノーベル賞を取り上げますw www.patent-topics-explorer.com 2022年のノベール化学賞ですが、見事クリックケミストリーに決まりました。 www3.nhk.or.jp www.youtube.com 日経サ…
Stable DiffusionやMidjourneyといった画像生成AIを使って生成された画像をGettyが販売を禁止するようです。 gigazine.net 著作権侵害の懸念を等を払拭できないことが理由のようです。Gettyは大手の画像販売サイトなので、今後この流れが波及するかもしれま…
厚生労働省から、「副業・兼業の促進に関するガイドライン」パンフレット等が公開されたそうです。 www.mhlw.go.jp 今年の7月に、「副業・兼業の促進に関するガイドライン」が改訂され、企業の対応として、副業等を許容しているか、許容する場合はその条件を…
ノーベル賞の時期が近づいてきましたが、その裏で面白くて考えさせられる研究に送られるイグノーベル賞が先じて発表されました。 今年の文学賞は「法律文書の理解を不必要に困難にしている原因の分析」で、法律を扱っている人間としては苦笑いの受賞内容です…
DABUSというAIが単独で発明者になれるかという案件が各国で争われていることを投稿していました。 www.patent-topics-explorer.com www.patent-topics-explorer.com www.patent-topics-explorer.com 日本においては出願されていることは確認されているものの…
先日、NFTやスマートコントラクトの基盤暗号資産技術イーサリアムのアップデート"The Merge"が、9月10-20日の間で完了予定である投稿をしました。 www.patent-topics-explorer.com 無事9月15日にMergeが完了したそうです。 coinpost.jp www.nasdaq.com www.n…
FC2 v. ドワンゴの特許侵害訴訟で、海外にサーバー等が存在する場合の日本の特許権の権利行使ができるかが、にわかに注目が上がっています。 特に、今年6月の東京地裁判決では、海外にサーバー等が存在する場合は、属地主義の観点から日本の特許権は行使でき…
イーサリアムという暗号資産(いわゆるブロックチェーン)技術の"The Merge"というアップデートの最終段階が9/10-20に向けて大詰めを迎えているそうです。 www.nikkei.com イーサリアムは、NFT、スマートコントラクト、DAO*1といった、Web3に欠かせない多くの…
プリンストン大学が年収10万ドル(現在のレートでおおよそ日本円で1400万円)の世帯まで学費を全てカバーするようです。 www.forbes.com 更に年収10万ドル(現在のレートでおおよそ日本円で1400万円)を超えても、場合によってはサポートを受けることができるよ…