コロナワクチンの知的財産権を巡っては、一定期間その行使をしないTRIPS waiverを望む声がインドやアフリカ諸国を中心に出ていました。
しかし、先進国との溝は深く現在に至るまで、合意に至っていません。
当初の記事は下記の日経新聞等をご参照ください。
また、TRIPS waiverについては下記の北大の中山一郎先生の論文に経緯などが詳細まとまっているので、深く知りたい方はおすすめです。
さて、どこまで本当かは不明ですが、インドの現地新聞記事で面白い報道がありました。
米国欧州を中心にcounter proposalがされているようなのですが、その中に地理的除外(“geographical exclusions”)を入れるという案も出ていたそうです。こちらの案ではインドや中国の企業をTRIPS waiverから除外するというものだったそうです。インドは反対したのですが、今後の案から除かれるかは不明のようです。
報道によると、西欧諸国はTRIPS waiverをアフリカ諸国に絞ろうとする意図があるようです。
どこまで真実かは不明ですが、