気になった特許の話題 -Patent Topics Explorer-

気になった特許等の知的財産の話題やニュースをピックアップしていくブログです! This blog is picking up intriguing IP topics including patents, trade secrets etc. !

 

 

欧州

欧州&セミナー: 欧州特許異議申立てのビデオ参加についての欧州特許庁セミナー

2020年より欧州特許異議申立てがビデオ参加ができるパイロットプロジェクトが開始しました。欧州特許庁からこちらのビデオ参加について無料レクチャーが開催されるそうです。 日本時間で夜10時からなので参加しやすそうな時間帯です。 www.epo.org Oral proc…

欧州: 欧州統一特許裁判所とBrexitとロンドン中央部の場所

欧州特許統一裁判所が実現についに動き出したことを先日投稿しました(①欧州統一特許裁判所と、②特許発行遅延請求や早期欧州単一特許効果申請といった移行期間の欧州単一特許の話です)。 www.patent-topics-explorer.com 先日のBrexitで知的財産権の消尽を取…

欧州: 欧州統一特許裁判所と欧州単一特許 -準備期間開始と、sunrise period & requests for unitary effectへの備え-

欧州は現在特許制度が各国バラバラで、特許の権利化までは欧州特許条約(EPC)という枠組みができましたが、権利行使は各国で行う状況となっています。欧州にはEUという経済圏がありますが、特許の面ではなかなかそのメリットが生かせない原因の一つとなってい…

特許出願で人工知能(AI)は発明者になれるのか?-途中経過-

*本件の内容は2021年12月25日時点の知りうる途中経過をまとめたもので、誤りが含まれていたり、今後各国の行政庁や裁判所等で異なる判断などがされる可能性があります。適宜最新情報や一次情報を調べた上でご判断ください。 背景:人工知能(AI)である"DABUS"…

セミナー: NPEリスクに対する防衛枠組

NEDOのシリコンバレーオフィス主催で、「NPEリスクに対する防衛枠組」というセミナーがオンラインで開催されるそうです。 日本時間の1月29日9:00amから開始とのことなので、日本からも参加しやすい時間帯ですね。 不況時は事業会社が特許を売却し、その後NPE…

書評: 年報知的財産法2021-2022

2022年1月5日発売の年報知的財産法2021-2022を早速購入しました。 仮となっていた中山先生の論稿は、COVID-19ワクチンのTRIPS waiver等を含む特許保護と医薬品アクセスを巡る議論に関する論文で、WTOにおけるTRIPS waiverの議論や、民間主導のライセンスや権…

欧州: 動植物の特許性の例外と拡大審決G3/19の後続の審決を追う!

欧州では、専ら本質的に生物学的な方法によって得られる植物又は動物が53条(2)の特許の例外にあたるかが長く争われたいました。欧州特許庁の拡大審判部は例外を狭く解釈し、「審決G2/12及びG2/13において、EPC第53条(b)の下での植物又は動物の生産のための本…

欧州: 明細書にクレームより広い概念の記載があるときは、許可時に削除しなければならないのか?

背景ですが、これは今年改訂された欧州審査ガイドライン*4にも関係する問題となっています。特許が審査されていく中で、出願時のクレーム(権利範囲)よりも登録時が狭くなるということはよく起こることですが、明細書には通常出願時のクレームの説明が記載さ…

欧州: グレースピリオドについての評価を再度始める

欧州特許庁が、グレースピリオドについての調査を行うようです。下記のように、出芽人のグループに無作為に意見を聞くようです。調査結果は2022年の春ごろにまとめられる予定のようです。 "A randomly selected group of applicants for European patents ar…

欧州: ダブルパテント拡大審決G4/19のその後の結末を追う!

2021年6月22日に欧州拡大審決G4/19*が出され、同日出願間、分割出願間、同じ優先権を伴う出願間でダブルパテントにより拒絶・無効となることが確認されました。欧州特許条約では、明文上ダブルパテントの規定がなく、審査ガイドラインでダブルパテントが規定…

欧州: 人工知能(AI)はそれでも発明者になれない

欧州特許庁の審判部においても人工知能(AI)は発明者となれないということで決着がついたようです。今後詳しい理由がでるそうですが、"Under the EPC the inventor had to be a person with legal capacity. For this reason at least, the main request was …

英国 & 続報: JETROから英国特許庁の標準必須特許(SEP)に関するパブコメの解説記事がでる

以前の記事で、英国特許庁がフレームワークの協議を開始し、意見募集を行っている旨の記事を出しました。 www.patent-topics-explorer.com JETROから日本語での解説記事がでたので続報です。 英国知的財産庁(UKIPO)、標準必須特許(SEP)に関する協議を開始…

欧州&パブコメ: 欧州特許庁(EPO)で進歩性における出願後の証拠提出についてのplausibilityの基準についての拡大審判の意見募集

現在、欧州特許庁(EPO)で進歩性における出願後の証拠提出についてのplausibilityの基準についての拡大審判が係属中です。本件について、パブコメが開始されるようです。下記の引用・抜粋にあるように期限は2022年4月29日とのこと。 ”To ensure that any such…

セミナー&欧州: 欧州単一効特許(UP)・統一特許裁判所(UPC)制度の開始に向けた準備

JETROから「欧州単一効特許(UP)・統一特許裁判所(UPC)制度の開始に向けた準備」というセミナーがあるそう。オンライン開催で、2021年12月17日(金曜)17時00分~19時15分(日本時間)。 www.jetro.go.jp 欧州統一裁判所の協定が発効されることが現実味を…

EPO: 係属中のG2/21の拡大審判による審査・異議のステイ

現在、欧州特許庁(EPO)で進歩性における出願後の証拠提出についてのplausibilityの基準についての拡大審判が係属中です。下記のアナウンスによるとEPOは"The President of the EPO has decided that, in view of the potential impact of the referral, all …

SPC: 同一特許での単剤と合剤のSPCの取得についてCJEUに質問が付託される

EUにおいては、EU法に基づきSPCという特許期間延長制度が定められています。近年その解釈についての訴訟が多くされることとなっていますが、最終的な解釈はEU法のためCJEUに質問を付託することで行われています。今回フィンランド商事裁判所から新たなSPCに…

セミナー:Unitary Patent and the Unified Patent Court

欧州単一特許と欧州統一裁判所が現実味が増してきたと以前投稿しましたが、HOFFMANN EITLEから欧州単一特許と欧州統一裁判所のセミナーがあるそうです。 1日目 UPC Crash Course UPC Crash Course Registration - HOFFMANN EITLE 2日目 Getting ready for th…

日本: 再公表特許廃止&公開公報毎日発行

日本の特許公報システムの刷新が2022年1月から以前より予定されていましたが、該当ページをみる限り、今のところ変更はないようです。 公報システム刷新に対応した公報の発行について | 経済産業省 特許庁 (jpo.go.jp) 出願戦略を行うにあたって気を付けるべ…

欧州単一特許と欧州統一裁判所: オーストリア

欧州統一裁判所の協定(UPCA)がオーストリア議会を通過したようで、欧州単一特許と欧州統一裁判所の実現がかなり現実味をもってきましたね。 EPO - Austria finalises parliamentary ratification procedure concerning the Protocol to the Agreement on a U…